分子間力による沸点の差

理系順番当て、正解は『フッ化水素→ヨウ化水素→塩化水素』

基本的に似た性質の化合物の沸点は分子量に比例するのですが、この場合は例外となります。フッ化水素のみ水素結合を有するため分子量の割りに沸点が高くなり、ハロゲン化水素の中では唯一常温で液体となります(沸点約20度)。硫化水素(H2S)が常温で気体なのに水(H2O)が常温で液体なのと同じ理屈ですね。化学の正しい知識を求める良問。逆に言えば、この問題は選択肢にフッ化水素を入れないと全く意味のない問題に成り下がります。